2020年6月10日(水)
皆さんの「鱧」のイメージってどんなものなのでしょうか?私は京都祇園祭のニュースでよく見聞きする「鱧の湯引き」の素材という認識でした。今でも、わざわざ購入して食べる機会は少ない魚のひとつだと思います。
「鱧」は小骨がものすごく多いので、下処理として骨切りという作業が必要になります。これがなかなか素人では難しい作業になります。ありがたいことに今は、骨切り済みの半加工状態で販売されています。もちろん「はもの湯引き」として調理済みで販売されているものもあります。白身で淡白な味のため「鱧」は意外といろんな料理にして食べることができます。フライ、天ぷら、みそ汁、湯引き、かば焼きなどぜひ味わっていただきたいと思います。
そんな「鱧」はウナギの仲間になります。ウナギと同じくビタミンB群をはじめとする栄養がたっぷりあり、暑気払いにおすすめの魚です。特に梅雨の水を飲んで成長した「鱧」は絶品です。6月から7月に旬を迎える「鱧」をぜひもっと多くの人に知ってもらいたいと思います。生命力が強く、栄養も豊富な「鱧」は夏の贈り物として最適ではないでしょうか。なかなか自分で購入して食べる機会のない魚だからこそ夏の贈り物としておすすめします。
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