徳島産「春にんじん」の出荷量は日本一である。
徳島県産の春にんじんはトンネル栽培が主流で、露地栽培に比べて適切な水分管理でじっくり成長するので甘くて柔らかく、美味しい味わいであることが特徴。
春にんじんは3月から6月にかけて出荷されている。
驚くほど甘い春にんじん
かつて、ニュージーランドを妻と旅行をしたことがあった。スーパーマーケットで人参を買った。
食べて驚いたのは、ニンジン臭さが全くなかったことだった。むしろ、甘い味がした。こんな人参ってあったのか!日本でも売っていたら、さぞ人参嫌いは減るのではないかと思った。
そんな人参がここ徳島で食べられるとは!感無量である。
春にんじんのおすすめレシピ
さて、甘い徳島の春にんじんを使った私のおすすめレシピを紹介したい。それは、母が作っていた田舎なますである。
スライサーを使って、大根と人参を細く切る。塩もみしたあと、砂糖と酢を入れる。酢は、木頭ゆずである。そこに、和田島ちりめんも少し入れて混ぜるだけ。これで完成である。

ゆず酢の酸っぱさと甘い春にんじん、大根の少しシャキシャキした食感がたまらない。これも一つのおふくろの味である。