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消費者向け コラム

春のごちそう。徳島の春にんじん

我が家には、ジューサーなどしゃれたものがない。野菜も果物もだいこんおろしで、ゴシゴシとすりおろし、熱湯消毒したさらしに包んでぎゅっと絞る。出てきた、出てきた。鮮やかなオレンジ色。まさしくビタミンカラー。見ているだけで元気が出てくる。これぞ自家製春にんじんジュース。うーん!美味しい。ものすごく甘いのだ。おすすめレシピは?と知り合いの農家の方に聞くと、「難しいなぁ」と答が返ってくる。

生でスティックとジュース。これが一番という。このジュースを飲めば、それも納得。春の最高のごちそうだと思う。
といいつつ、にんじんはいろいろとレシピを考えるのが楽しい。やはり、このビタミンカラーのせいだろうか。蒸しパンにすりおろして入れるとほのかにオレンジ色をした優しい甘さの蒸しパンができる。

ビタミンカラーの蒸しパン

ちりめんと一緒にかき揚げもおいしい。この時は、にんじんの甘さを強調したいので、あえて玉ねぎは入れない。その代わりといってはなんだか衣にスライスアーモンドを入れる。アクセントになるし、にんじんとも相性がいい。

かなり前だが、にんじんとレモングラスのおこわも作ってみたことがあった。家族には、評判がよくなかったが私はかなりいけてると思っている。もち米とごはんにレモングラスの香りがうつり、にんじんの甘さとも相性がよかった。ジャムも作ったし、小さくサイコロ状に切って、ブロッコリーの茎とピクルスにしたこともあった。グリーンとの色の組み合わせはとても良かった。にんじんのポタージュは定番だ。

川西さんちの定番にんじんのポタージュ

徳島県は、農林水産省の平成30年度都道府県別の作付面積10aあたりのデータによれば、収穫量、出荷量とも日本一。収穫量は、48,500t、出荷量は、44,100t。ちなみに2位の千葉県は、収穫量23,400t、出荷量は、22,500t。主に作られているのは、吉野川流域の藍住町と板野町。春にんじんの一大生産地だ。もともと一年を通じて温暖な気候で雨の少ない地域。大河吉野川の運ぶ土は、多くの栄養分を含み、ふわふわとして水はけもいいことから、にんじんを育てるのに最適だという。トンネルと呼ばれる背の低い大人の胸ぐらいの高さのハウスで雨に当たらず、ストレスなく育てられているのも、甘みの強いにんじんができる理由のひとつだそうだ。

作られている品種の多くが彩誉(あやほまれ)という品種で、その次が愛紅(あいこう)。どちらもにんじん臭さはなく、にんじん嫌いな人や子どもにも食べやすい品種だ。徳島の春にんじんジュースは、はちみつを入れなくても甘い。全国の皆さんにぜひ味わってほしい。


阿波ふうどライター(川西洋子)

四国放送ラジオ2代目、キャスタードライバー出身。徳島の豊かな自然とそこから生まれる美味しいもの。 阿波ふうどは、私たちにとって輝くように宝物です。 いつも、当たり前にありすぎて気付いたのは、ずいぶん大人になってからでした。 心も身体も元気になる、そんな徳島の宝物を紹介していきます。畑にいる知らない人にも「何作ってるんですか?」と話しかけてしまいます。 徳島の自然が生んだ阿波ふうどは、私たちの大切な宝物。 その心も身体も元気になる宝物の魅力やストーリーを紹介していきます。

川西洋子

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