2020年1月15日(水)
徳島県の温暖で天気や湿度が安定している気候が、ミカンの栽培に適しています。中でも勝浦郡や佐那河内村は、盆地特有の寒暖差があり、海辺で育ったものとは違った味が楽しめます。県内では極早生や早生などの温州ミカンも栽培されていますが、市場では徳島県産ミカンは「貯蔵産地の徳島」として知られており、本貯蔵ミカンの十万温州や古田温州などが有名です。(温州はウンシュウと読みますよ)
貯蔵するのは、採ってすぐだと酸度が高いのが理由だそうです。熟成された甘さが際立つ美味しいミカンができるのは、高糖度ながら高酸度である温州みかんを貯蔵することにより、酸度は下がり、糖度は増すという仕組みだそうです。 県では、1年を通じての出荷に努めていますが、冬に出回るのが貯蔵ものです。「こたつにみかん」まさに「ザ!日本の冬」ミカンは箱買いしたり、頂いたりすることが多いのではないでしょうか。
保存場所としては、暖房の効いた部屋ではなく冷暗所で。一度箱をひっくり返して下側に入っていたミカンから食べるようにしてくださいね。つぶれて痛みやすいので。
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