突然ですが、「実生ゆず」をご存知ですか?
読み方は「みしょうゆず」。接ぎ木ではなく種から育てるゆずのことです。植えてから実がなるまでに10年以上かかるといわれており、あまり販売されていません。そのため、栽培されている数も少なく、それゆえに幻のゆずと呼ばれることもあります。
実生ゆずの特徴は?
実生ゆずの特徴、それは生命力です。
種からゆっくり育つゆずは強く、木の寿命は100~200年にもなるのだとか。一方でトゲも強く育つため、栽培時には注意が必要です。栽培や収穫は大変そうですが、香りが高く、味や色も濃くなることが多いのも特徴で、消費者にとっては魅力的ですよね。
実生ゆずは徳島県内では主に牟岐町で作られていて、果樹の加工品はフランス等の海外にも輸出されているそうです。
そんな中、つるぎ町でも実生ゆずの栽培が始まりました。下の写真は2023年1月に種植えした実生ゆず。植えてからおよそ1年、現在は手のひらサイズに育っています。根が太く、長く、力強さも圧巻です。
こちらが実生ゆずを栽培している、つるぎ町の「ゆず遊」さんのホームページです。実生ゆずについてのお問い合わせは、こちらのホームページへどうぞ。
https://www.yuzuyuuu.com/
今は希少な実生ゆずですが、徳島で手軽に手に入る日がやってくるかもしれません。
皆さんも幻の「実生ゆず」を見かけたらお手に取ってみてはいかがですか?