徳島に来て18年。長く住んでいて実感するのは、なんといっても食べ物が美味しいこと。しかも種類豊富。その上、産直市などでは「○○さん家のほうれん草」「○○農園のレタス」など、栽培方法にこだわったもの多く、食べる楽しみには事欠きません。
しかし18年も住んでいると、だいたい買うものは決まってきて、料理もなんだかワンパターンに・・・。そこで野菜の目利きが厳選した「お楽しみやさい箱」を注文してみることにしました。
”お楽しみやさい箱とは・・・・
徳島県下こだわりの強い農家さんをまわり、プロ用にお野菜を出荷し、自らも料理人の地農考食コネクターが選ぶお野菜です。
(中略)出荷日に農家を回って集めてくる鮮度の良いお野菜を少量多品種で詰め合わせて発送します。
ほとんどのお野菜が農薬不使用、化学肥料不使用または特別栽培(農薬、化学肥料が県の定める規定の半分以下)で、地域や未来の農業や食べる人ついて私たちと一緒に考えてくれいる生産者さんのものばかりをバランス良く詰め合わせました。“
朝昼ときどき晩ごはんDoor!https://www.facebook.com/door.montecrew
野菜のおいしさはお墨付き!注文受付は日曜の夜9時まで、火曜にクール便で発送
「お楽しみやさい箱」は、徳島駅前の地産地消定食店『朝昼ときどき晩ごはんDoor!』さんがはじめた宅配サービス。『Door!』さんは阿波ふうどスペシャリスト交流会で伺って以来、お気に入りのお店です。そのときの阿波尾鶏を使ったジョージア料理や、ゆこうなど数種類の柑橘を合わせたデトックスウォーターなど、身近な食材を使っためずらしいアレンジが新鮮で、印象に残っています。
情報はFacebookに掲載されていて、初めて申し込みする人は日曜の夜9時まで受け付け、火曜に発送と書かれていました。支払いは振り込みのみで、購入を希望する旨、メッセージを送ると振込口座の情報が届き、速やかに入金します。1箱3300円です。
水曜日、クール便で「お楽しみやさい箱」が無事到着。早速開封してみると、中には商品紹介とおすすめレシピの書かれたチラシが一枚添えられていました。
今回の野菜は全部で13種類。インカのめざめや紫芋、ルッコラ、ズッキーニ、シンディーオレンジというトマトやローズマリーも入っています。
めずらしい野菜との出会い、新しいレシピで広がるおいしさのワンダーランド
中身を確認したところで、もう一度チラシに目を通し、食べ方を確認。農家さんの納屋から狸の親子が引っ越していった様子や生産者さんのおすすめの食べ方など、この一箱に納められた野菜にまつわる人たちの日常が垣間見えて、ほっこりした気持ちになります。
早速、調理開始!
その日の夕飯は済ませていたので、朝食用にローズマリーを使ったフォカッチャとそら豆のピザを作りました。パンを焼いている間、インカのめざめは素揚げにしていたら、揚がったそばからつまみ食いして、ローズマリーをかけて食べるよう、書いてあったにもかかわらず、ひとふりもすることなく完食。家族が競うように食べ、ホクホク感に手が止まりませんでした。
「せっかくおいしい食べ方を書いてくれているに!」と反省し、翌日ズッキーニはエスカベッシュに。ズッキーニはどうやって食べるのか、今ひとつイメージのわかない野菜でしたが、これが旨い!しかも簡単!! 夏の常備菜として作り置きしておきたい一品です。
オレンジ色の鮮やかなトマト・シンディーオレンジも添えると、一皿、できあがり。小松菜とにんじんはこんにゃくも入れてお浸しに。ルッコラも自分で買って食べることはあまりない食材ですが、白和えにしていただきました。
紫芋は細長く刻んで野菜のかき揚げに。紫色がキレイなのはもちろん、甘さもあっておいしかった!
食べることも作ることも好きな人にとってこの1箱は、おもちゃ箱のようなわくわく感がぎっしり。一方、「料理が苦手」「野菜が嫌い」という人も、洗って切るだけ、漬けるだけと手間も少なく、手軽においしく味わえるよう、考えられた組み合わせになっているので、リピーターも多いようです。遠く離れた家族に送るもよし、マンネリ打破に自宅用に注文するもよし、その名の通り、楽しみがいっぱい詰まった「お楽しみやさい箱」、ぜひ一度注文してみてください。
【お楽しみやさい箱】
- 1箱 3300円(送料込、税込)
- 毎週火曜日発送(時間指定可能)クロネコヤマトのクール便にて発送。翌日着、一部地域は翌々日着。
- 注文方法
Facebookまたはインスタグラムの着メッセージで申し込み。支払い方法は現在振込のみ。
はじめての人の注文は日曜21時まで。米、たまご、肉が欲しい人は別途要相談。可能な限り対応。
朝昼ときどき晩ごはんDoor!https://www.facebook.com/door.montecrew
阿波ふうどスペシャリスト、ライター(飛田久美子)
地元タウン誌の編集長を経て、2013年にフリーのライター兼編集者に。これまで蓄えた地域情報やネットワークをいかし、現在は徳島県移住コンシェルジュとして、UIJターンの促進や空き家の利活用のPRに尽力している。
コメント