ここは、徳島県勝浦郡上勝町。
すだちや柚子、柚香(ゆこう)など香酸柑橘王国として知られる徳島の中でも特に栽培が盛んな地域のひとつです。
栽培から収穫だけを行い、搾汁や加工などは行っていない場合がほとんどですが、そんな中、栽培から収穫、搾汁、加工品の製造・販売までを手掛けている農家があります。
それが、古くからすだち、柚子、油香、阿波晩茶を栽培してきた『阪東食品』。
有機JAS認証を受けている数少ない農家です。
自然のサイクルを最大限利用した有機栽培
代表の阪東さんは自らの栽培のこだわりをこう話します。
「子どもでも安心して食べてもらえるように、有機栽培にこだわっています。農薬は有機JAS認証を受けている自然由来のものしか使いませんし、自分たちで自然のサイクルを作り出して肥料となる堆肥を作っています」
その堆肥を作っているのがこちらのハウス。
柑橘の搾りかすをここで発酵させ、堆肥へと変えています。
山積みになった絞りかすの上から湯気が出ているのは、自然な発酵がなされている証拠。
こうして作った堆肥を畑に返して、自然のサイクルをより効果的な形で栽培に生かしているのです。
自社生産の加工品。山の恵みを瓶に詰めて
阪東食品は早くから6次産業化に取り組んできた農家でもあります。
その商品のひとつが、こちらの『有機ドリンク すっすっす』です。
「子どもが安心して飲めるドリンクを作ってほしい」という声から生まれたこのドリンクも、もちろん有機JAS認証。
自社農園で栽培したすだちと柚子と柚香の3つの『す』を使っており、「その他の余計なものは入っていない」のだとか。
特に「カタカナ名の原材料は使わない」というこだわりのもと、安全に配慮して作られています。
見た目通り爽やかな飲みくちでグイグイいけちゃいます。
さらに2020年7月から新商品としてリリースしたのが、こちらの『BAKASCO(バカスコ)』。
料理にアクセントを加えてくれるペッパーソースですが、柚子果汁をたっぷり使っているぶん刺激は優しめで、唐揚げやカレー、パスタ、お刺身、うどん、ラーメンなど、あらゆる料理に万能に役立ってくれます。
徳島人は何にでもすだちをかけて食べますが、そんな感覚で使える万能ペッパーソースです。
例えば、ラーメンに数滴加えるだけで、インスタントラーメンでも劇的に変化…!
柚子の酸味もピリッとしたスパイスも効いて、“いつもの味”が特別な山の風味をまとってくれます。
まだ発売されたばかりですが、ロングセラーとなる傑作の気配がプンプン。
見た目もオシャレですし、常備調味料として持ち歩きたいくらいです!
これを1本持っておくだけで、みなさんの食生活が一段と豊かになるかもしれませんよ。
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