徳島ではおなじみの大和柿
干し柿作りには結構有名なのですが、大和柿は全国的にかなり希少な品種です。12月頃になると、たくさんの渋柿が袋に詰められて販売されているのを目にするかもしれません。私の実家では、母が庭先で渋柿の皮をむき、ビニール紐を使って枝にくくりつけ、軒先につるして干していました。
干し柿の魅力
風通しの良い南向きの軒先につるし、こまめに手で揉み続けると、数週間後には濃い黒オレンジ色のしぼんだ柿が完成。見た目は固そうなのに、中はとろとろで甘みが凝縮されており、こたつでテレビを見ながらのおやつや小腹が空いたときのお供に最適です。食物繊維も豊富で、体にうれしいおやつです。
意外と簡単な作り方
- 渋柿の皮をむく(柿がついている細い枝を残すと紐が結びやすい)
- 紐(ビニール紐)を60~70cmに切り、両端に柿の枝を結びつける(2個1組)
- お湯を沸かして柿を10秒入れる(殺菌効果があり、カビの発生を防ぐ)
- 干す(物干し竿やハンガーにかけ、柿同士がくっつかないように)
- 5日ほど乾燥させてから揉む(表面が固くなってから揉むのがポイント)
- さらに3〜4日後に再度揉む(これで甘みが増し、渋が完全に抜ける)
完成までには2〜3週間かかりますが、1か月干せば中までしっかり乾燥させることも可能です。ぜひ、自分好みの干し柿作りに挑戦してみてください。