毎年この時期になると栗が収穫期を迎えたというニュースを見ます。
三好市でも収穫が始まったとのこと。徳島では9月中旬から10月頃に旬を迎え、11月上旬まで出回ります。
日照時間の長かった今年は、粒が大きく甘みの強い栗が育っているそうです。
栗好きの私としては見逃せず、さっそく小松島の「あいさい広場」へ買いに行ってきました。
美味しい栗の選び方

売り場には、つややかな栗がずらりと並んでいました。
選ぶときのポイントは次の3つです。
- 鬼皮に張りと光沢があり、丸みがあるものを選ぶ
- 小さな穴や黒っぽい傷があるものは避ける
(小さな穴は虫が入っている場合があります) - ずっしりと重みがあるものを選ぶ
収穫から時間が経つと乾燥して実が軽くなるため、重みは鮮度の目安にもなります。
この3点を意識すると、甘くて美味しい栗に出会えます。
栗(くり)の選び方と保存方法、ゆで方と食べ方|旬の果物図鑑
蒸して味わう秋の恵み

子どもの頃は塩茹でした栗を半分に切り、スプーンでくりぬいて食べていました。
今回は「蒸すとより風味が増す」と聞き、蒸籠を使って調理してみました。
沸騰したお湯に蒸籠をのせ、約40分。
茹でたときよりもホクホク感があり、栗本来の甘みがしっかりと感じられます。
蒸したてはもちろん、冷めても美味しく、秋の味覚を存分に楽しめました。
大変だけど作ってほしい栗の渋皮煮!
時間に余裕があるときにぜひ挑戦してほしいのが「栗の渋皮煮」です。
渋皮を傷つけないように鬼皮をむき、何度もあく抜きをする――
手間はかかりますが、できあがった一粒を口に入れた瞬間の幸福感は格別です。
瓶詰めが完成したときの達成感もひとしお。
毎年「今年も秋が来たな」と感じる瞬間です。
作り方は、NHK「みんなのきょうの料理」大原千鶴さんのレシピを参考にしました。
仕上げた渋皮煮はそのまま食べても、パウンドケーキやアイスに添えても絶品です。
自分だけのお気に入りの食べ方を見つけて、秋の恵みを味わってください。

作り方はこちらを参考にしました。
栗の渋皮煮 レシピ 大原 千鶴さん|みんなのきょうの料理


神山、三好、小松島など、徳島県内では地域ごとに栗の風味や甘みも少しずつ異なります。
直売所や道の駅では新鮮な栗が並び、秋限定のスイーツや加工品も人気です。
旬の栗を味わいながら、徳島の豊かな秋を感じてみてください。