徳島県のほうれんそう栽培はピーク時に一千haを超す栽培面積がありましたが、生産者の高齢化や出荷調整作業の負担、気象災害の発生などによって栽培面積が減少しています。
そこで、出荷調整作業(下葉取り、根切り)の軽減を図り、面積の維持拡大に繋げるため「ほうれんそう栽培省力機械化検討会」が開催されました。
前回(昨年12月)には、ほうれんそう調整機「株っこクリーナー」の実演が行われました。
今回は、農研機構と(株)クボタが「株っこクリーナー」をベースに、「作業スピード」や「作業精度」を改善した、発売前の「新型ほうれんそう調整機」が持ち込まれました。
説明会では、(株)クボタの開発担当者の方から
- 「作業スピード能率」:最大1,800株/時(2人作業)現行機と比べて150%向上
- 「下葉取り作業精度」:90%以上、現行機と比べ10%向上
など、改良点の説明を受けました。
実演会では、県産ほうれんそうを使い調整作業の実演をしました。
今後の予定は、モニターテストと品質評価試験を重ね、早ければ今秋から販売見込みです。
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