「阿波すず香(あわすずか)」は、徳島県がユズとスダチを掛け合わせて育成した品種です。
“すがすがしい香り”という意味で「阿波すず香」と命名されました。特徴は、種が少なく、果汁が多く、果皮・果肉まで捨てる部分がなくすべて利用できることです。消費者の皆さまからは、ユズやスダチとは違い果皮の苦味や酸味が少ないことや、独特の良い香りに評価をいただいています。
佐那河内村を中心に約1,000本が栽培され、令和4年度産から本格的な出荷が始まりました。主にお菓子や味噌などの加工品に使われるとともに、関東の大手百貨店でも取り扱われています。
今年度は、収穫・貯蔵を行った後、12月から2月下旬頃までで約5トンの出荷が見込まれ、国内販売だけではなくフランス等EUへの輸出が計画されています。新しい徳島の名産として、ますますの飛躍が楽しみですね!
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